台風15号の接近

先週末は先々週に引き続き、二週続けての台風接近となりました。
 9月23日(金)、日本の南の海上にあった熱帯低気圧が台風15号に。その後、東海道沿岸を沿うように進んでいき、隣りの静岡県では線状降水帯が発生。記録的な大雨となっている状況から、神奈川県西部地域へ雨雲の流れ込みを大変心配していました。そうしたところ、24日(土)未明の午前3時27分に土砂災害発生の高まりを知らせる「土砂災害警戒情報」が小田原市に発表。それと同時に、スマホからその情報を知らせるエリアメールが鳴り響き、一気に緊張感が高まりました。
 私もすぐ市役所本庁舎内の「小田原市水防本部」に詰めている防災部職員に状況を確認。横浜地方気象台にも確認したところ、発表は出たものの雨量は下がる傾向にあること、明け方の暗い状況での避難は危険なことなどから、避難指示の発令はもう少し様子を見ることといたしました。
 その後、午前7時20分に小田原市に出ていた土砂災害警戒情報が解除。幸いにも台風の雨雲は小田原市を逸れる形となりましたが、県内では横浜市の一部と鎌倉市、逗子市が土砂災害警戒情報の対象地域となり、そのうち横浜市と鎌倉市では避難指示も出ていました。その後、台風は24日(土)午前中には温帯低気圧へと変わりました。
 小田原市では、片浦地域で風雨による倒木が原因の停電がありましたが、そのほか特に大きな被害情報は今のところ入ってきておりません。
 今回の台風15号もそうですが、どこで台風の雨雲が発達し大雨をもたらたすのか、また台風がどのように流れていくのか、毎回冷や冷やさせられますが、いつ来てもいいように備えはしっかりとしなければいけません。静岡県の被災状況が大変憂慮されます。台風シーズンはまだ続きますので、引き続き緊張感を持って対応に当たりたいと思います。

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