大型の台風14号による市内対応

九州を縦断し、日本列島をゆっくりと進んだ大型の台風14号は、各地に大きな被害を引き起こしました。
 台風の本体が九州にあった時点では、小田原に本格的な雨が降るまでもう少し時間がかかるだろうとみていましたが、台風によって吹き込まれた雨雲が太平洋上で次々と発生。その影響により、18日未明から予想よりも早く小田原に断続的な大雨をもたらしました。
 この大雨により、土砂災害への警戒が必要な「大雨警報(土砂災害)」が18日9時1分、小田原市に発表。これと同時に本庁内に「小田原市水防本部」を設置し、情報収集、市内対応に当たりました。私は市内公務で動いておりましたが、水防本部に詰めている防災部職員から逐次状況報告を受けていました。
 19日になっても断続的に雨が降り続きましたが、台風の本体はまだ西日本に。ただ20日未明にかけて台風が関東に最接近することが予想されましたので、避難が必要であれば19日の明るいうちに避難指示を出す必要がありました。
 そこで、ギリギリまで状況を見極めた上で、19日15時に本部長である私と、副本部長の両副市長、本部長付の教育長及び関係職員出席の下、水防本部会議を開催。避難指示の是非を検討しました。
 今回の断続的な大雨は、浸水被害が発生する可能性よりは、土壌に含まれた雨量による土砂災害への警戒が必要でした。市内地域の土壌雨量については、「神奈川県土砂災害警戒情報システム」によって客観的に把握できており、今回は曽我・橘地区で土壌雨量の高まりが見受けられましたが、今後の雨量見込みなどの気象データを踏まえて総合的に判断した結果、被害には至らないと判断。避難指示は発令しないことといたしました。 その後は予報のとおり小雨で推移。台風は20日午後に東北を抜け、温帯低気圧へと変わりました。
 今回の台風に関しては、一部で道路通行止めや軽微な法面の崩れなどがありましたが、甚大な被害が及ぶような状況には至りませんでした。ただ、日本各地で被害が出ているように、少しでも状況が変われば、本市においても同様なことが起きないとは限りません。市民の命と財産を守ることは本市の責務でありますので、改めて気を引き締め、災害対策を進めてまいります。
 また、洪水、土砂災害、高潮、津波などの災害リスクの情報を地区ごとに一元化した新たなハザードマップをこのたび発行しましたので、来るべき災害に備え、各ご家庭でも確認いただきたいと思います。

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