コロナ感染拡大が続く中、夏休み明けの小中学校の対応を気にされている方が多いと思います。登校による感染リスクは怖いが、児童生徒の学習環境は確保したいというのが、児童生徒、保護者、学校関係者の共通の気持ちだと思います。また、保護者の仕事の関係から、休校となった場合に、子どもが一人で自宅にいることへの懸念の声も聞かれます。
そこで、小田原市教育委員会は、9月1日(水)から授業を午前中のみとしました。なお、感染の不安から登校を控える児童生徒に対しては、自宅でオンライン授業など個別に学習支援を行います。その場合には、欠席扱いにしないということにしました。
また、9月6日(月)より、登校した生徒は給食を食べてから下校となります。これまでも徹底した感染防止対策を講じておりますが、それでも、食事中の感染リスクを懸念される方がおられますので、給食を取らずに下校することも可能とし、その分の給食費は減免されるとのことです。
これまでの感染防止対策を徹底するとともに、これらの授業や給食のスタイルにより、児童生徒及び保護者の不安と、感染リスクを減らすことができます。教育委員会が、教育現場や保護者とも意見交換し、それぞれの状況を十分に考慮した上で導き出された結論だと思います。
これを実現できたのも、教育環境のデジタル化を進めてきたからこそです。まだまだ試行錯誤が続くと思いますが、積極的にチャレンジしてもらいたいと思います。