「桑原住宅おすそわけ会」にお伺いしました。

「桑原住宅おすそわけ会」にお伺いしました。
物価高騰の中、市営住宅の入居者に対して、無料で食料品を配布する取組が、活動団体や地域の協力のもと始まっています。
市営桑原住宅の入居者の皆さんに行っていただいているのが、「桑原住宅おすそわけ会」です。
食品提供は、本市を中心にフードバンク事業 を展開している「NPO法人報徳食品支援センター」が担い、事業運営は、桑原地域を管轄する「豊川地区社会福祉協議会」や「地元自治会」、「地域包括支援センターとよかわ・かみふなか」がともに連携を図りながら、2か月ごとに行っています。
お伺いした日は、お米や野菜・果物、ご飯と一緒にすぐに食べられるようにと工夫された品々が無料で提供されたほか、カレイの煮付けなど1品100円のお惣菜もズラリと陳列されていました。
午後1時、配布開始のアナウンス放送と同時に、集会所には買い物袋を持った多くの方が訪れました。

報徳食品支援センターの本岡理事長は「本当に困っている人に届けたいという思い。いろいろな人とのつながりや協力があってできている。」とのこと。また、豊川地区社会福祉協議会の栢沼会長は「喜んでいただくことが何よりもうれしい」とお話いただきました。
こうした市営住宅入居者への取組は、桑原住宅を含め現在市内3箇所で行われており、他の地域からも支援を求める声があるとのことです。マンパワーの問題など克服すべき課題もあり、皆の想いが一つになって初めて取組が進んでいくものと感じます。
行政もしっかりと後押しをしながら、民間レベルでのこうした素晴らしい活動が共感を生み、さらに支援の輪が広がっていくことを心から期待しております。

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