市役所で開催された「小田原市役所の美術品たち展 シンポジウム・庁舎内アートツアー」に出席しました。主催者のおだわらミュージアムプロジェクトさんは、小田原市市民提案型協働事業を契機として、平成29年度には市民会館の所蔵絵画の調査と汚れ落としを、平成30年度には市役所庁舎内の所蔵美術品を、令和元年度には市庁舎以外の施設の所蔵作品を調査し、台帳化してくださいました。その報告書を一読して市役所にこんなにもたくさんの美術品があることに驚かされました。また、それをまとめあげる労力は並大抵のものではないと痛感しました。改めて敬意と感謝を申し上げます。この台帳は一部ですがホームページで公開されておりますので、是非ご覧いただきたいと思います。
市所蔵美術品は言うまでもなく、市民共有の財産ですが、残念ながらしっかりとした管理体制ができておらず、倉庫に剥き出しのまま保管されていたものもあるとのご指摘をいただきました。作品に込められた作者の想いに応えていないとすれば、大変申し訳ない気持ちです。
財源や場所、専門人材不足など様々な制約がある中で、どのようにしたら適切な管理ができるのか、考えていきたいと思います。
