11月28・29日で福島県浪江町、南相馬市、相馬市を訪問してきました。浪江町には平成26年度から平成30年度まで、相馬市には平成23年度から平成26年度までと今年度、震災や風水害からの復旧復興のため職員を派遣しています。
この地域には県議時代から何度か訪問しておりますが、久しぶりの訪問となりました。震災から10年を経て復興し生活が戻ってきた地域もあれば、まだまだ険しい道のりもあるなと感じました。
浪江町では吉田町長が自ら2時間ほどかけて町内を隈なく案内して頂きました。避難指示が解除され徐々に町民の方が戻ってきつつあるものの、人口はまだ1500人で震災前の7%に過ぎません。その大きな要因は学校、仕事、住居などの生活基盤を戻せないという町民の声があります。一方、新たな産業も芽生えており、国県と連携して進めている福島イノベーション・コースト構想の現場をご案内頂きました。
南相馬市では以前から親交のある小高地区の浮船の里を訪問し、久米静香さんと再会しました。すでに先発隊の小田原のメンバーも集結しており、瞬時に話が弾みました。久米さんの人柄に多くの方達の輪が広がっています。南相馬市の門馬市長もわざわざお出迎えくださりました。鳥獣被害対策として育てた唐辛子はスパイシーでした。