子どもの居場所づくり事業を訪問しました。

2月に、2つの子どもの居場所づくり事業を訪問しました。
一つは、酒匂の小田原市集会所で活動されている「はまっこてらす」。こちらでは、毎月第2水曜日に、アート作品の制作など様々な体験学習を行っています。
今回お伺いした日は、ひな祭りに向けた紙のひな人形づくりを制作されていました。子どもたちが夢中になって取り組んでいる姿は、とても微笑ましく感じました。
スタッフの方の話によると、まもなく設立8年目を迎えるとのことですが、その間いくつもの困難を乗り越えて、代表者をはじめスタッフの方々が、変わらない熱い思いを持って子どもの居場所づくりに取り組まれていることに、頭が下がる思いです。これからも子どもたちが安心して集うことができ、様々な世代の方たちと交流できる地域の居場所として続けていかれることを切に願います。


そして、板橋公民館で活動されている「からたちハウス」もお伺いしました。こちらは、以前は荻窪で活動されておりましたが、現在は地域のご協力もあり、毎週金曜日、板橋公民館を無償でお借りし活動を展開。家庭や学校でもない「第三の居場所」として、元教師をはじめ、地域の方々や資格を持つ民間の方々がスタッフとして運営し、学習支援や体験学習、食事提供などを行っています。
スタッフの方の話によると、参加者は、小さいお子さんから成人の方まで。来た人は勉強でも遊びでも何をしてもいいとして、気軽に来てもらうことを第一に考えており、そうした結果、当初想定していた子どもの居場所や交流の場だけでなく、大人たちの居場所にもなっているとのことです。「地域で活動する中で、子どもたちの自立する力、頑張っていく力をお手伝いできれば」と代表の窪田さんは仰っていました。
活動の最後には、スタッフの方が作ってくださったカレーとサラダを参加者やスタッフの皆さんといただきました。大勢で食べる様子はまるで「地域の中の家族」のようでした。
コロナが明け、各地域では様々な行事やイベント、地域活動が再開していまますが、今回お伺いした子どもの居場所づくり活動や子ども食堂などもその一つです。学校や家庭はもちろん、地域交流や世代間交流なども子どもたちの成長や社会性を育むために大切なことです。
こうした地域交流の輪が少しでも各地域で広がるよう、行政としても後押ししていきたいと思います。

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