小田原市議会6月定例会が閉会しました

6月21日、市議会議員改選後、初めての定例会となった小田原市議会6月定例会が閉会しました。
本定例会で提案した補正予算等の議案は、すべてご承認いただきました。特に補正予算では、昨今の電力やガス、食料品等の価格高騰による負担増を踏まえ、国の交付金を活用し、低所得世帯や高齢者・障がい福祉施設、民間保育所、商店街団体等への支援を実施するほか、倒木等の危険性の高い街路樹の応急対応や南鴨宮駅前公園の再整備などを実施します。
また、デジタル化関係では、国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用し、eスポーツによる誘客促進事業や観光周遊等に係る「デジブラ城下町」事業を実施しますが、議員の皆様からいただきましたご意見等を踏まえ、丁寧に進めてまいります。
一般質問では、新たに議員になられた8名の議員を含む21名の議員が登壇。市政の課題や事業等について、様々な視点・角度からご意見やご提案をいただきました。そのうち重要施策及び懸案事項において、市政の一層の推進を図るべく判断をし、政策・事業の方向性をお示ししました。
子育て世帯への支援策では、小児医療費助成について、本年10月診療分から15歳(中学生)までの所得制限を廃止することとしていますが、更なる拡充策として、令和6年秋頃を目途に、所得制限を設けることなく対象年齢を18歳まで拡大するよう取り組みます。
また、国の少子化対策や子育て支援策の議論に留意しつつ、子育て世代のニーズをしっかりと把握しながら、給食費を含め、子育て世代の負担軽減に取り組みます。
地域の移動手段の維持・確保については、令和5年度中の早い段階で、バス路線の空白時間帯が生じている曽我・下曽我・国府津・橘の4地域において、利用実態や効果を検証するための実証事業に取り組みます。
かん・びんの収集については、収集回数が少ないという市民の声を受け、市民サービスの向上を図るため、令和6年度から月1回から月2回へ、収集回数の増加を目指します。
自転車用ヘルメット購入費の助成については、着用状況の推移のほか、県や県内自治体の動向を注視しつつ、着用を促進するための取組の一つとして検討を進めます。
業務の効率化に当たっては、対話型AI、いわゆる「Chat(チャット)GPT」の導入に向け検討します。
今後とも、議員の皆様や市民の皆様との対話を重ね、多様なニーズを把握することで政策実現へ繋げるとともに、国や県ともしっかりと連携を図りながら、スピード感を持って市政を推進してまいります。

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