「コスメバンクプロジェクト」をご存知でしょうか。
コスメバンクプロジェクトとは、化粧品メーカー等の協力の下、商品のリニューアルに伴う旧仕様品や余剰在庫品を利活用すべく寄付を募り、それらを詰め合わせ、支援団体を通じて化粧品を必要とする方へお届けする事業で、一般社団法人バンクフォースマイルズが運営しています。
このプロジェクトについて、私が関係者の方からお話をいただいたのが昨年の6月頃でした。世の中は物価高騰などが家計に影響しており、家計負担の軽減に様々な支援を必要とされておりました。また、フードバンク事業を通じた食料支援において、母親が子どもを優先するあまり、母親向けの特別な食料品が母親に行き届かない、といった声も聞いていました。このような中、企業の方のご協力により、市民の暮らしを支えるこの取組に、私自身、大変共感いたしました。
早速、担当所管へ実施に向けた検討を指示し、市の担当者と当プロジェクトの事務局との打ち合わせを進めました。小田原市社会福祉協議会がひとり親家庭を支援する活動で、小田原市母子寡婦福祉会が毎月会員向けに行っている食料品の提供に合わせ、当プロジェクトによる化粧品のセットを配付してくださることとなり、配付時期は12月となり、恒例のクリスマスプレゼントに加えたサプライズ企画になりました。
12月23日配布当日、配付会場の小田原市社会福祉協議会には、母子寡婦福祉会や社会福祉協議会等のボランティアの方々により、配付する様々な食料品が準備されました。母子寡婦福祉会からはクリスマスケーキ、またフードバンク事業を応援いただいているNPO法人報徳食品支援センターからは、パウンドケーキやピザなどが用意され、これらの一角にコスメバンクプロジェクトによる化粧品セットが用意され、約100名の方々へのクリスマスプレゼントとなりました。
私は残念ながら、配付の場面に立ち合うことはできませんでしたが、市の担当者からは、このサプライズ企画に「受け取った方々には大変喜んでいただけた」との報告を受けました。
『女性と地球にスマイルを・・・』を合言葉に始まった「#コスメバンクプロジェクト」が、一人でも多くの女性に笑顔が届くよう、支援の輪が広がっていくことを期待しております。