足柄刺繍の代表作品4点の寄贈を受けました

三の丸ホールにおいて、小田原市の足柄刺繍作家・上田菊明さんから、足柄刺繍の代表作品4点の寄贈を受けました。
 「足柄刺繍」は、「縫箔(ぬいはく)」という独自の技法による刺繍として、上田さん自身が名付けられました。縫箔とは、布地に色糸や金糸などを縫い付ける刺繍と、生地に型紙で糊を置いた上に金箔や銀箔を貼り付ける摺箔(すりはく)を併用して模様を表現する刺繍の技法です。上田さんは、もともと地場産業として行っていた刺繍の技術をもとに、独学で研究をされ、刺繍作家として創作を続けてこられました。
 上田さんの技術を継承される方がいないことは大変残念ですが、地域が誇る唯一無二の作品をしっかりと守っていきたいと思います。

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