災害対応力強化研修

消防防災科学センター主催の「市町村長の災害対応力強化のための研修」に参加しました。今年はコロナ禍とあってリモートでの開催でしたが、通信状態が芳しくなく3時間の研修中何度も交信が途絶えてしまいました。災害時には何があるか分からないので、これも訓練の一環と受け止めました。
 研修に参加した20人の首長が仮想の都市の市長になって、台風が迫ってくる状況を想定し、今どのような指示を出すか、体制はどのように整備するのか、関係機関との連絡はどうするかなど、防災専門家の方と一対一でやりとりしました。最後には記者会見の対応もあり、臨場感のある研修でした。
 災害の発生を防ぐことはできませんが、被害を最小限に抑えることは可能です。講師のコメントでは、災害対応力を高める一番の方法は経験を重ねることですが、それは歓迎すべきことでもなく、現実的ではありません。だからこそ、経験者の話を聞き、過去の災害に学ぶ姿勢は大変重要で、首長のリーダーシップが問われるとのことでした。緊張感を持って、災害対応力を高めてまいります。

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