2023/01/15
カテゴリー:活動報告
1月15日は、小田原市民ホール開館1周年記念事業として開催されました、新作能「媽祖(まそ)」を鑑賞いたしました。
本作品は、江之浦の海に着想を得て制作され、昨年4月、能楽堂である京都観世会館で初演されたものを、台本の書き直しや、映像を加え、小田原三の丸ホールの劇場空間を生かした”劇場版”として新たに生まれ変わったものです。 主役(能楽用語で「シテ」)の媽祖には、企画・演出を担当された能楽師の片岡九郎右衛門さん、春日明神を狂言師の野村萬斎さんが演じ、映像監修を小田原ふるさと大使であり現代美術作家の杉本博司さんが手掛けられました。
小田原の地で誕生したとも言える新作能が、その小田原で公演されたという巡り合わせに、とても感慨深いものを感じるとともに、古典芸能と現代技術が融合した新感覚の能の世界に浸った2時間となりました。