全国漁港漁場大会(函館市視察①)

2022/10/18

カテゴリー:活動報告

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10月18日は、今年で71回目を迎えた「全国漁港漁場大会」に参加すべく、県内の各漁業協同組合など神奈川県水産振興促進協会の一行で空路、北海道函館市へ。翌日の大会に先立って、水産関係施設を視察いたしました。
 視察先は、「函館市国際水産・海洋総合研究センター」と「第三種函館漁港 船入澗(ふないりま)防波堤(石積防波堤)」。
 函館市国際水産・海洋総合研究センターでは、内閣府所管「地方大学・地域産業創生交付金」の令和4年度交付対象事業として採択された「魚介藻類養殖を核とした持続可能な水産・海洋都市の構築~地域カーボンニュートラルに貢献する水産養殖の確立に向けて~」の説明を受けました。
 この事業は、海洋環境の変化に伴い漁獲量が激減し、高収益かつ安定供給可能な水産物の創出が急務であるため、地の利(寒冷環境、北大水産・工業技術センター等の存在)を活かしたキングサーモンとコンブの完全養殖生産を合わせて行う地域カーボンニュートラル(RCN)養殖研究を推進し、その現場での教育研究により企業と若者を集め地域に定着させることで、持続可能な水産・海洋都市を実現させようとするものです。今年度からの取組であり、今後の成果を見守っていきたいと思いました。
 第三種函館漁港の船入澗防波堤は、明治32(1899)年4月に完成した北海道における港湾修築の先駆的な構造物で、基礎のコンクリートブロックは、日本人施工による最も初期の海洋コンクリートブロックとされており、歴史的、技術的、景観的な価値を有する構造物として、土木学会の「選奨土木遺産」や水産庁「未来に残したい漁業漁村の歴史的文化財百選」等に選定されています。竣工から100年以上が経過しているにもかかわらず、当時の姿をほぼ残しており、日本人の技術力の高さを改めて感じずにはいられませんでした。


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